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2013年8月4日日曜日

夏休み 撮りためたビデオの編集が大変ですね

ビデオ編集の際の肝をまとめたものを見つけました。少し細かいかも知れませんが、まず見出しだけでも確認してください。私が6年ほど前に作ったものですが、基本的に今の編集ソフトを使う上で何も問題はありません。


ノンリニアビデオ編集についての覚書


何を、誰に見せるかをもとにストーリー展開を工夫 



1.    全体の流れ・リズムを大切に:シーン・カットは短く切り詰めて並べる
(つかみ:クライマックスシーンをまず見せる~タイトル~本編~エンディング)
2.    写真・イラスト等も展開等に効果的に使う
3.    シーン・カットの精選:同じようなものはすべて捨てる 迷ったら捨てる  
4.    説明の必要な部分にはタイトルを簡潔に入れる
5.    エフェクト、トランジションの使い方(尺も含め)に充分注意を払う
6.    音・オーディオで流れをまとめる


1.あくまで、カット・シーンの並べ方で決まる

まずカットの集まりが一つのシーンを構成する
 ・カットは積極的にカットする:連続する動きはただもたれる
 (連続する動きの中のポイントを効果的に使って再構築する)
 ・カットの順番を工夫してシーンを構築する
時系列にこだわらない
 ・冒頭クライマックスシーンをダイジェストに見せておくと期待感を煽る
 ・エンディングでダメ押し(写真も可)
 ・旅行案内のようにならないように
誰が主役か それで切り詰め方も決まる
 ・連続するカットの長さがリズムをつくる
 (見せたいポイントを切り詰め5,5,7秒等とする)
 ・さらにこの尺に合うBGMを厳選する BGMのないところもつくる
 ・エフェクトでメリハリをつける:セピア、モノクロを別時間の流れとして表現
終わりが肝心
 ・終わり方で作品全体の印象が決定する 細心の注意を払う
 ・エンディングの始まりを予感させるあたりからが、クライマックス!



2.写真を積極的に使うことで線上的流れを重層的に

タイトルの背景に
  ・文字の色との関係を配慮
エンディングに効果的に
・その上にエンディングロール(クレジットスクロール)をかけるのもよい
シーンの変わり目に
・写真にかけるトランジションは控え目に クロスディゾルブ‥
別の時間の流れとしてBGMの尺に合わせて
・いわゆるフォトシネマ風に 回想シーンや別次元の訴え方ができる



3.自分で撮ったものは想い入れが強すぎる

あくまでもソース
  ・捨てるべきものは潔く捨てる
テーマは何か、主役はだれか 誰に見せるのかを思い出す
  ・細部に気持ちが向いてしまい、面白いところがあちこちに見出される
  ・余計な面白い場面は他で利用することにして、今回は諦める
アングルの動き等、内容ではなく形式の面白さでの選定
  ・ロングやアップばかりだと構成しても単調となる
  ・アングルに動きのあるものを選ぶ等



4.タイトルは簡潔に効果的に

基本的に「読む」のは辛い 文字が目に飛び込んできて分かるように
  ・しかし文字は大切 使いすぎないことは心がける
*第三者が見るため、分かりにくい映像には必ずタイトルはつける
タイトル(コメント・テロップ)を効果的に演出に利用する
  ・カットに突っ込みを入れるなど「おいおいそれは‥」とか
  ・ある程度の長さが必要な時はテロップで効果的に
  (歌詞でよく使うが、その先に興味を持たせるために意味深のテロップを入れる等)
タイトルにエフェクト効果は有効
  ・文字も映像の一つと考える エフェクトやトランジションは存分に使う
  ・あくまでも主映像の演出となるように 表示時間・色・透明度・インアウトの設定は重要



5.トランジション・エフェクトは演出の要

内容=形式となるように 
トランジションに関して :シーンとシーンをつなぐ重要な効果
アップテンポ系ワイプ 縮小・拡大
余韻系フェードイン・アウト ディゾルブ ウォッシュアウト・イン
*単にシーンの切り替えをきれいに見せるためではなく、全体の演出効果が大きい
*全体の流れをスムーズにし、トランジション自体は目立たぬように控え目に
・トランジションがシーンの中で自立しないよう とかく奇抜で派手なトランジションを使いがち
 (使ったことが意識されないくらい内容に溶け込むように)
シーンにぴったり合ったものを選ぶ
・スピーディで唐突な切り替えは  (スターウォーズ、ニュースのヘッドライン等)
・ゆったりとして情緒的な雰囲気の切り替えは  ゆったりの中にメリハリをつける
トランジションはさじかげん
・トランジションの尺によってもかなりリズムが変わってしまう
・一般的に☆系短め(1秒)◎系長め(4秒)であるが、流れの内でよく吟味
エフェクトに関して :シーン全体にかける重要な効果
・モノトーンやセピア、昔のフィルム等、本編と違う(重層的な時間を見せる)部分を見せる目的に使うと効果的
 誘惑に負け意味なく多用しない 内容が混乱し変質してテーマを見失う
 シーンの速度の調節も必要
 *イメージ(形式)で伝えるという点から考える
 

 
6.もうひとつの要は音

*演出のメリハリとして、シーンの中の音のボリュームを調整する
・ムービーすべてにBGMをかける必要はまったくない 曲のイメージVideoでなければ
・自然に入ってきた音をまず活かし、強弱を調整する
効果音は一部分のはっきりした狙いに対しては有効
・コメントを入れた部分などに最適
BGMは好きな曲の披露にならないように 
・オーディオエフェクトはあくまでも映像の演出 ボリュームと速度調整は必要
・オープニングとエンディングは同じ曲にして本編と分ける等の工夫は考える
・シーンごとに曲を分けると分かりやすく流れやすい
・原則として大切にしたい自然音とBGMは重ねない 重ねる場合、相殺しないようにする
・暗い場面で明るい曲を使う等の演出は重要 曲の厳選 CDからとる場合MP3への変換が必要



補足
書き出す前の最後の仕上げにレンダリングを行う:トランジション・エフェクトの実行をかける CPU性能に依存するため、CPU性能の高いパソコンほどストレスはない(GPUの性能はさほど必要ないがHD画質の再生時等、動画再生支援機能のあるGPUは必要)書き出し画質は用途によって変える mailに添付するときはweb画質でblurayに焼くときはHD画質等(パソコンスペックによってはHDには非対応)
トランジション・エフェクトを自在に行うには、基本的にトラック数が幾つも増やせる動画編集ソフトが必須 お勧めはPremiere FinalCut お手軽な割に高機能はi-Movie
Macのみ)は多くのプロが使用 MacOSに付属するソフト

MP3への変換はBonkEnc‥のFreeSoftで行うことができる CDから取り込んだ時点ではMpeg4

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